『DAHON K3』で飛行機輪行をやってみたときの話(走行編)

6月にDAHON K3をもって稚内に行ってきたときのはなし。宗谷岬と『白い道』を走りました。


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富山から稚内には直行便がありません。行き帰りとも羽田空港経由で移動しています。飛行機にはそれなりに乗ってるけど、コロナのため2年ぶりの搭乗でした。富山空港で自転車を預けましたが、手荷物預けは特に問題なくスムーズに完了。稚内空港へ降りた際は、返却レーンではなく、わざわざ『自転車預けの方~』と呼ばれて渡してくれました。これが飛行機輪行の標準対応なのかなと思いましたが、帰りに富山空港で受け取る際は、普通に返却レーンで流れてきました。稚内空港の配慮だったみたいです。


稚内に入ったのは15時を過ぎていたため、宗谷岬へは翌日に出発です。朝早くに出ようと思っていたのですが、雨雲の動きが微妙で、あと前日の食べ過ぎ飲み過ぎで体調が悪く、昼過ぎまでホテルでごろごろしてました。ホテルから宗谷岬まではだいたい30km、往復でも60kmなら、まあ4時間あれば戻ってこれるかなって感覚でした。(そしてその通りにはいかない...)



↑ドーミーイン稚内に宿泊。ほとんどの荷物は輪行箱の中。



↑ドーミーは朝食が良いのと、大浴場があるので、選ぶことが多い。


往路はずーっと追い風で楽。ただ宗谷ヒストリーロードの左手海側に家屋がなくなって海岸線沿いになると、その先10kmぐらいはずっとハエ?かアブ?みたいな虫がワラワラで、景色がどうこうという状況じゃなかったです。常時視界中に数十匹飛び交っていて、本当に不快でした。進行方向が北に向いて、富磯地区に入ったあたりで解放されましたが...。セイコーマートでパンを2個購入して宗谷岬へ。



↑こんな感じの道路が続くんだけど、その間ずっと虫と戦ってた。



宗谷岬。APIDURAのトップチューブバックを無理やり取り付け。邪魔にならなかったし、案外アリでした。



↑岬の上に登ったところ。この時点では天気が良かった。


この時点で15時を過ぎてて、予報を見てると18時くらいに稚内に雨雲がかかる感じ。自転車を雨に濡らしたくないんだけど、帰りは向かい風になることも考えると余裕がない。岬から登ったところにある『白い道』をどうしようか迷いましたが、せっかくなので行ってきました。

見事な草原、写真で見るような丘陵を登っていくのですが、その登り坂が地味にきつい...。白状すると半分くらいは押し歩きで登りました。途中曇ったりしてくると、避雷針がないし雷が自分に落ちたら...なんて考えてしまいます。『白い道』に入ると登りはおしまい。なんというか言葉にするのは難しいですが、満たされるものがありました。



↑基本直線の下り道なんだけど、一気に下るのが惜しくて、かなりゆっくり下りました。


この後はホテルに戻るだけ。20kmちょっとの道のりだけど向かい風と疲れで15km/hもやっとの状態。宗谷ヒストリーロードの行きは虫に悩まされたけど、帰り(逆車線)はまったく無かったのが救い。稚内空港を過ぎたあたりで雨雲に捕まってしまい、びちゃびちゃになったところで心が折れました。



↑帰り道。びっちゃびちゃ。マッドガードもないので帰った後大変でした。


参考にどのくらい時間が掛かったか、写真やGPSログから並べてみます。13:26稚内駅、15:10宗谷岬、16:12白い道(始)、16:31白い道(終)、18:25稚内駅でした。4時間59分、66.64kmでした。また大体この日のように西風になって、行きは楽だけど帰りに苦労することになるみたいです。帰りに聞いた話だと、輪行袋をもっていけば宗谷岬からバスで戻ることも可能だし、逆に宗谷岬までバスでいくことも可能とのことでした。



行き帰りとも自転車に破損はなかったので、飛行機輪行チャレンジは成功でした。次は九州か四国かで考えていますが、年内は難しいかなーと考えています。というのも来週末の北海道マラソンを皮切りに、年内6回のフルマラソンを予定しています。北海道(札幌)から開催順に、網走、新潟、富山、神戸、宮崎と北から南まで走ってくる予定です。富山までの4つは観光 兼 練習なのですが、神戸・宮崎は自己記録を狙ってます。ということで輪行旅行はしばらくお預け、ランニングに集中します。

『DAHON K3』で飛行機輪行をやってみたときの話(梱包編)

おととし運動不足解消のためにDAHON K3を買ってから、それなりに乗っています。あくまで部屋で置物になっているロードバイクと比較すればですけども...。今年は貯めこんだANAマイルの消化のため、マラソンとセットで全国各地の旅行を予定しています。その消化の一つとして、6月にK3をもって稚内に行ってきました。


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自分は飛行機輪行の経験がありません。どうやって持っていこうかなとGoogleなんかで調べてみましたが、基本的に国内航空会社は丁寧に扱っていただけるため、輪行袋で問題なしというものばかりです。電車輪行なら輪行袋でいいかなって思うのですが、飛行機だと安心のためにケースにいれて持っていきたいと考えてしまいます。それでK3でそのような前例がないか探していたのですが意外にも少ない。あるにはあるけど、ハンドルやタイヤを外したりと面倒な手間をかけていました。できるだけ簡単にしたいからちょっとなぁ...。自分が持ってる2年間ほったらかしのスーツケース(80Lくらい)で試してみましたが入らない。探してみても高さ寸法はどうにかなるのですが、幅と厚みをどちらもクリアできるスーツケースがなかなか無く、あっても高すぎてというものばかり。


結局どうしたかというと、強化段ボール紙を指定寸法で手配して、似たような寸法の袋に入れてもっていきました。自分のK3はハンドルを切り縮め、クランクを53T→45Tに換装、サドルバーはTernの2段式、ペダルを着脱式にするなどして、折り畳み寸法が小さくなるようにカスタマイズしています。その前提で外寸が長さ700mm 幅280mm 深さ520mm、厚み5mm強化芯のダンボールを手配しました。それとAmazonで売っている100Lのトートバック(幅72cm 高さ53cm 奥行28cm)を合わせるとピッタリでした。



↑ サドルは上下逆にして付け、置いた時の安定感を出しています。



ディレイラーやハンドルなど突起部分にはプラスチックの下敷きで補強。幅が足りず僅かに膨らんでいます。



↑ 旅行後にキャリーカートを購入して、ダンボールに入れたところ。まだ2~3日分の荷物なら入れれます。



↑ 袋に入れてカートに乗せたところ。張り紙は荷物預け時にANA社員に貼っていただきました。


旅行にはリュックと自転車箱を持って行ったのですが、着替えなどの荷物は全部箱に入れていけました。箱に入れた荷物は緩衝材にもなります。それで預けた時の重量が13kg前後でした。重量的にはまずまずなのですが、箱が角ばっていて持ち歩きは不便です。肩にかけるには取っ手が短く、下から抱えるようにして移動しています。それが辛かったので旅行後にキャリーカートを追加しました。おそらくこの箱をもって移動するときは、1つのホテルを拠点にして観光やサイクリングをするときです。さっと箱の中に出し入れできるカートがあると、自宅と空港(駅)、空港(駅)からホテルまでの間が楽になります。


ちなみにかかった費用を大体で書くと、ダンボール4,500円、100Lバック3,500円、下敷き300円、カート3,500円ぐらいです。合計で12,000円ですね。ダンボールが地味に高いです。オーダーで小ロットなのでしょうがないと思ってます。購入時の箱を残していれば違うやり方もあったかもしれません。


なお一応の注意ですが、上にも書いたように自分のK3は折り畳み寸法が小さくなるようにカスタマイズしています。公表されているカタログ値よりも小さいです。もし同じように試そうとされる方がいれば、自身のK3寸法を測定の上、それにあったダンボールを準備するようにしてください。


次回は稚内でのサイクリング編です。

DAHON K3 購入

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前回「運動するモチベーションがない」と書いて、その後ほとんど運動しなかった結果、約90kgまで増量しました。ランは4月を最後に1回も走らず、自転車も7月の連休、お盆、9月の連休と3回しか走ってない。しかもどれも50km未満。ジムもコロナの影響で2月を最後に行ってなかったので退会しています。これはマズイね...!!


過去に半年で20kg以上痩せた実績があるのですが、そのときは食事制限で痩せました。それから太らないために自転車とランを始めて、更に10kg落としています。周りの人は運動で痩せたと勘違いしていますが実際は違うのです。改めて太って思うのですが、太ると運動なんてできないですね。走ろうと考えても膝の負担考えて意欲が消えたり、ていうか会社の駐車場から事務所までの100mで息切れしてる様です。自転車も体重があると坂は登れないし、尻や腕に掛かる負荷が大きくなるから長く乗ってられない。何よりも乗る前の準備が億劫だ。よって太ったら運動は無理。もう意識がそうなっています。


しかしそうも言ってられないので、なんとか運動を開始することに対するハードルを下げようと思い、標題の『DAHON K3』を購入しました。買ったのは2020年モデルのK3レッドです。2021年モデルは違いがほとんどなかったので少し安く買える2020年モデルにしました。手持ちのパーツ類が赤・オレンジばっかりなので、これの使い回しがしやすいのも選んだ理由の一つです。小径車といえば多様なカスタム性ですが、まだ何もしていません。そのうち小型化・携帯性に優れるようにしていきたいと思っています。


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初乗りは桜ヶ池、池の周りを2周ほどしてみました。思った以上に進むなぁというのが第一印象。でも慣れるまで操作が怖いところもありますね。一番気になったのはシートポストがぐりぐり横に動くこと。幸い下にストーンとは落ちなかったけど、目盛りを見ると少し下がってるようなと思って、後日耐荷重を調べたら75kgとの表記があってオイ!ってなりました。痩せるために自転車を買ったはずですが、自転車に乗るために痩せなきゃいけないようです。


まあ気にせずに短い距離を細かく乗っていきたいなと思います。長めの距離とか輪行してどこか遠くの地で走ったりとかは、75kgを下回ってからを目安に考えようかな。最初は金沢に持っていってみるのがハードル低くて良いかな。新高岡→金沢なら1駅だし、そんなに混みあう区間でもないしね。色々考えてみたいと思います。