『DAHON K3』で飛行機輪行をやってみたときの話(梱包編)

おととし運動不足解消のためにDAHON K3を買ってから、それなりに乗っています。あくまで部屋で置物になっているロードバイクと比較すればですけども...。今年は貯めこんだANAマイルの消化のため、マラソンとセットで全国各地の旅行を予定しています。その消化の一つとして、6月にK3をもって稚内に行ってきました。


myalv.hatenablog.com


自分は飛行機輪行の経験がありません。どうやって持っていこうかなとGoogleなんかで調べてみましたが、基本的に国内航空会社は丁寧に扱っていただけるため、輪行袋で問題なしというものばかりです。電車輪行なら輪行袋でいいかなって思うのですが、飛行機だと安心のためにケースにいれて持っていきたいと考えてしまいます。それでK3でそのような前例がないか探していたのですが意外にも少ない。あるにはあるけど、ハンドルやタイヤを外したりと面倒な手間をかけていました。できるだけ簡単にしたいからちょっとなぁ...。自分が持ってる2年間ほったらかしのスーツケース(80Lくらい)で試してみましたが入らない。探してみても高さ寸法はどうにかなるのですが、幅と厚みをどちらもクリアできるスーツケースがなかなか無く、あっても高すぎてというものばかり。


結局どうしたかというと、強化段ボール紙を指定寸法で手配して、似たような寸法の袋に入れてもっていきました。自分のK3はハンドルを切り縮め、クランクを53T→45Tに換装、サドルバーはTernの2段式、ペダルを着脱式にするなどして、折り畳み寸法が小さくなるようにカスタマイズしています。その前提で外寸が長さ700mm 幅280mm 深さ520mm、厚み5mm強化芯のダンボールを手配しました。それとAmazonで売っている100Lのトートバック(幅72cm 高さ53cm 奥行28cm)を合わせるとピッタリでした。



↑ サドルは上下逆にして付け、置いた時の安定感を出しています。



ディレイラーやハンドルなど突起部分にはプラスチックの下敷きで補強。幅が足りず僅かに膨らんでいます。



↑ 旅行後にキャリーカートを購入して、ダンボールに入れたところ。まだ2~3日分の荷物なら入れれます。



↑ 袋に入れてカートに乗せたところ。張り紙は荷物預け時にANA社員に貼っていただきました。


旅行にはリュックと自転車箱を持って行ったのですが、着替えなどの荷物は全部箱に入れていけました。箱に入れた荷物は緩衝材にもなります。それで預けた時の重量が13kg前後でした。重量的にはまずまずなのですが、箱が角ばっていて持ち歩きは不便です。肩にかけるには取っ手が短く、下から抱えるようにして移動しています。それが辛かったので旅行後にキャリーカートを追加しました。おそらくこの箱をもって移動するときは、1つのホテルを拠点にして観光やサイクリングをするときです。さっと箱の中に出し入れできるカートがあると、自宅と空港(駅)、空港(駅)からホテルまでの間が楽になります。


ちなみにかかった費用を大体で書くと、ダンボール4,500円、100Lバック3,500円、下敷き300円、カート3,500円ぐらいです。合計で12,000円ですね。ダンボールが地味に高いです。オーダーで小ロットなのでしょうがないと思ってます。購入時の箱を残していれば違うやり方もあったかもしれません。


なお一応の注意ですが、上にも書いたように自分のK3は折り畳み寸法が小さくなるようにカスタマイズしています。公表されているカタログ値よりも小さいです。もし同じように試そうとされる方がいれば、自身のK3寸法を測定の上、それにあったダンボールを準備するようにしてください。


次回は稚内でのサイクリング編です。