北海道マラソン ギリギリ完走

一応完走できました。こんなに制限時間に追われて走ったのは初めて。前回長野のときは走る前から完走が絶望的だったけど、今回はもう少しやれると思ってただけに、このギリギリな結果にはちょっとショック。とにかく胃腸の調子が悪かった。


北海道へは前日27日に羽田経由で移動して16時ごろに到着。空港で何か北海道っぽいものを食べようと思って、海鮮丼とかじゃがバターを食べる。振り返るとこのあたりから食事のコントロールに失敗した感がある。前日受け付けは18時30分ごろ、全身Onのアパレルで走っているので出展ブースを楽しみにしていましたが、特に惹かれるものもなく早々にホテルまで戻る。新色のシャツがあれば買ってたかもだけど、この時間にはなかった。『Performance-T』は首元が楽で、かなりお気に入りのシャツです。ホテルに戻る途中、チーズタルトとか何個かお菓子を買ってしまい、用意していた晩御飯に+αとなって結構苦しかった。これも良くなかったような気がします。



↑千歳空港にて。お酒は我慢した。



↑冬以外に札幌に来たのは初めてだった、と思った。



↑シューズはCloud Xなので上から下までOn。私以外にもそんな人は何人か見かけた。



↑駅北のホテルメッツに宿泊。最近ホテルを選ぶときは風呂場がセパレート式のところにしてる。


当日は4時半ごろに起床。お風呂に入ったりダラダラと準備をして、6時50分ごろに塩おにぎり2個と、プロテインバーを1個摂取。いつもよりはちょっと少な目。トイレは3回、前日食べ過ぎた感もあったけど、しっかり出せたし問題ないかなーとこの時は思ってました。今回スタートは最後尾の『Iブロック』だったのですが、ゴール後に自ブロックまで荷物を取りに行くのが遠くて嫌だったので預け荷物はなしにしました。なので整列時間の8時10分までに会場に着けばいいやということで、7時50分にホテルを出ました。



↑8時前の札幌駅。ランナーを見かけることができず、タクシー利用しようかと一瞬考えた。



↑Iブロックの後ろのほうはスタート過ぎるまで走らないって人が多かったです(私も)



↑スタートのところ。スタートロスは14分くらい。


預け荷物をなくす代わりに、FlipBeltを使ってスマホ持参で走りました。これも今回が初。いっぱい写真を撮るつもりでしたが、中盤以降は関門の写真しかとってない(笑) スタートロスは14分ぐらいでした。

長野マラソンは6:40/kmで20km近く走ったのですが、今回もペースとしてはそのくらいで行きたいと思ってました。長野時点と比べて5km走のベストは40秒/km早く、体重も7kgぐらい減らしているということで、走力は間違いなく上がっているはずなんですが、最初の1kmは7:02/kmでした。上の写真のとおり前が詰まっていたとかではなく、こんなもんかなーって走ったら7分でした。その後も7分前後で、下りになっている6-7kmが6:29/kmで最も早い区間でした。

10km過ぎに持参のジェルを飲んだのですが、この後から胃がむかむかして、脇腹も痛くなるしで15kmくらいから走ったり歩いたりになりました。ただ呼吸はそんなでもなかったし、足もまだ痛みはなかったので、走るときは結構いいペースで走れていました。なんだかんだ7分~8分/kmで折り返し地点まではいけています。



↑9kmくらいのトンネル。ここは風もなくて蒸し暑かった。


さて、例年参加されている方によると今大会は走りやすいコンディションだったみたいです。自分も思ってたよりも暑くなかったし、風もひんやりとしていて、確かに走りやすかったと思います。でも気温としては25度以上あって走ってるので、当然のことですが汗が流れて喉も渇きます。これは後ろのほうで走ってた私らだけだと思うのですが、実は2か所目の給水所以降、給水がないところが何か所かあったんです。

まず2か所目の給水(7km過ぎ)では、水はあるけどコップがありませんでした。手に水をためて飲む方もいたし、給水を諦めて次を目指した方もいました。こういうことがあったので自分は3か所目からずっと紙コップを捨てずに手にもって走りました。実際4か所目(15km過ぎ)の給水も最初コップがないと言われ(かなり奥のテーブルにはコップも水もあった)、そのあとも給水があったりなかったり。完全に供給がなかったと記憶しているのは2か所目と25km前のサポートエリア、27km過ぎの給水と3か所だけですが、本来提供予定になかったと思われる水道水が代替で使われていたところもあったように見えます(どこからか引っ張ってきたホースがポリバケツに突っ込まれて水が溜められ、そこから紙コップに注がれる水)。水道水だろうとなんだろうと、水分を取らずにはやっていけないので、給水がある場所では多めに水分をとるようにしました。水分管理がうまくできなかったのも胃腸に影響があったかもしれません。

新川通りでは沿道の地元の方々から飲料を分けていただき助かりました。出発前に昨年のワイドショーの発言に対する憤りを抱えながらも準備を進める住民という記事をみていたので、本当にありがたいことだなと感謝しています。また給水ボランティアの方々もどうにかして供給しようと振舞って下さり、これにも感謝しています。



↑分かりづらいけど机の上に大き目の氷がドンッて置いてあります。


関門は20kmのあたりから意識し始めました。20km地点で関門時間まで12分、25km地点で12分、30km地点で8分、35km地点で4分でした。折り返してからは足にも疲れが出て、なかなか思うように走れなくなりました。歩いていても心拍が140もあり、終盤では心臓が痛く感じるほど。35kmまでの関門は40分/5kmですが、35km以降は50分/5kmに緩和されるので、それ以降は基本的に歩いています。40km地点では関門時間まで1分30秒に迫られましたが、さすがにここまでくればゴールまではいけると安心しています。最終的にネットで5時間55分くらいでゴールしました。



↑25kmの関門、制限時間は12時10分。



北海道大学構内にある40kmの関門、制限時間は14時15分。



↑ゴール目の前にして誰も走ってない。珍しくない?


ゴールしてからはメダル、タオルをもらって、駅に向かって戻ります。預け荷物がないと時間と行動の制限が減るので楽だな~と実感したので、今後もレースによっては預けなしでやっていこうと思います。ホテルで一休みして、札幌駅近くのら~めん共和国で比較的軽そうなのを1つ選んでビールと共にいただきました。



↑いろんな店があったけど、トッピングどさーって感じのが多くて、これでも比較的少ないほう。


今回は自分にとっては完走が目標で、練習と観光も兼ねている大会だったのでまず良とします。冒頭のようにタイムには思うところがありますが、ここから伸ばしていこうと思います。幸いにも1日たった今は筋肉痛が残るぐらいであり、関節痛や爪欠損といった長引く後遺症はありません。今週末にも練習を再開できそうです。そして次のフルマラソンは1か月後のオホーツク網走マラソンになります。ここも完走が目標で、練習と観光を兼ねたものになりますが、違うシューズを試してみようかなとか考えています。



↑帰宅後に次回に向けた秘密道具が届く。これでお腹周りが強化できたらいいなって、お金で解決していく姿勢。


ちなみに北海道マラソンに来年参加するかといえば、今時点では無いかなーと思ってます。運営がどうこうというのではなく、やはり地方から参加することになるので費用や時間の負担が大きいです。今回航空券はマイルで発券していますが、参加費とホテル代だけでもそこそこな額です。全国のいろいろな大会に参加したいと思っているので、しばらくは他大会を優先していくことになりそうです。